[アップデート] Lambdaの実行時間の課金単位が1ミリ秒に短縮されました #reinvent
AWS Lambda 実行時間の課金計算単位、100ミリ秒から1ミリ秒となり、ロスの少ない利用が可能になりました。
AWS チームのすずきです。
AWS Lambda、実行時間に応じた課金計算の切り上げ単位、100ミリ秒から1ミリ秒となるアップデートがありましたので、紹介させて頂きます。
確認
CloudWatch Logs
Lambda関数のCloudWatchLog出力を確認しました。
今回確認を試みた環境では、UTC時間で2020年11月30日の1時台(日本時間の9時台)より、Billed Durationの値が1ミリ秒単位になりました。
Billed Duration 抜粋
時刻 | Duration | Billed Duration |
---|---|---|
2020-11-30 01:12:50.268 | 708.59 ms | 709 ms |
2020-11-30 01:12:50.025 | 743.60 ms | 744 ms |
2020-11-30 01:12:48.918 | 883.05 ms | 900 ms |
2020-11-30 01:12:48.605 | 546.42 ms | 600 ms |
まとめ
AWS Lambda、課金時間の計算単位が1ミリ秒になった事で、より廉価な利用が期待できるようになりました。
特にLambda関数の1回あたりの実行時間が短い(〜数百ミリ秒)が実行回数が多い。実行時間短縮のため多めのメモリ設定で利用している場合など、100ミリ秒単位の切り上げ影響が大きかった環境では嬉しいアップデートと思われます。
参考リンク
re:Invent 2020 キーノート中に正式発表がありました。
Lambdaの実行時間が28msの場合、70%のコスト抑制になる試算が紹介されています。